今回のブログは、当社のチーム紹介第二弾です。「空間解析チーム」についてご紹介いたします。
空間解析チームの構成
空間解析チームは、GISグループとDXグループで構成されたチームです。
空間解析チームとは
空間解析チームでは、様々な地理空間情報をもとに、データの作成、可視化、分析・解析を行っています。
GISグループの業務内容

- ガス関連業務
漏洩調査
中圧路線図
道路使用許可
DXグループの業務内容

- 航測関連業務
CityGML関連
都市計画基礎調査 - 自治体関連業務
ハザードマップ
空間解析チームの新たな取り組み
CityGML関連
- 「CityGML」とは
「CityGML」は「3D都市モデル」のデータフォーマットです。
国土交通省 都市局が主導するプロジェクト「Project PLATEAU」は、都市空間をこの「3D都市モデル」で再現し、これを活用してまちづくりに新たな価値をもたらすことを目的としたプロジェクトです。
CityGMLの特性により、フィジカル空間とサイバー空間の高度な融合が可能となり、都市計画立案への活用や、都市活動のモニタリング、分析、シミュレーション等が可能となります。
3D都市モデルのデータフォーマットであるCityGMLですが、データの作成には複雑な仕様の理解・特殊なソフトの導入が必要です。
弊社はCityGMLを構築する為に必要な設備、知識、ノウハウを備えております。
AIを活用して形状の検出
CityGML形式は、都市の様々な地物(モノ)を3Dデータで表現します。
モノによってはGISをなぞってデータを作成するものもありますが、膨大な労力と時間がかかります。
その一つが、道路標示(白線)、点字ブロックです。
そこで、機械学習モデルを使って自動検出をしてみました。
実際にやってみたことで、下記のような課題が浮かび上がってきました。
・障害物(車両など)が重なるとうまく検出できない
・複雑な形状(矢印などの図柄)が再現できない
検出精度の向上が今後の課題です。
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・チーム紹介第一弾:システムチーム