2025年10月、当社は「AI活用推進委員会」を発足しました。
本記事では、委員会発足の背景と概要、そして今後の取り組みについてご紹介します。
■ 発足の目的
生成AI活用はごく一部のメンバーで、大きく業務効率を上げている実績があります。一方、活用方法が分からない、リスクが心配で利用に踏み出せない、など活用できていない状況があります。
そのため、組織としての仕組み・ルール・教育を整える必要があるのではないかと考え、AI活用推進委員会を立ち上げました。
■ メンバー構成について
各部門からメンバーを選出したプロジェクトチーム として構成し、
- 現場で本当に使えるAI活用
- お客様への価値提供につながるAI活用
- 社内の業務改善につながるAI活用
の3軸で取り組みを進めています。
■ 活動の概要
委員会では、以下の5つの柱を中心に活動しています。
1.環境整備
- 社員が気軽に安心してAIを利用できる環境の拡充
- ローカルLLM・RAG環境の構築検討など
2.ポリシー策定
- 安全なAI利用を推進するため、「生成AI利用ガイドライン」の整備
- 生成AI利用における禁止事項、具体的な利用例、NG例を明記
3.ユースケース創出
- 画像解析・自動作図・業務システム・システム開発へのAI活用
- データ処理・入力業務での作業効率化
4.ナレッジ共有
- Teams上でAI活用事例を全従業員で共有
5.教育
- アサミ塾での利用のリスク、ポリシーの説明
- 社内研修、外部研修の活用
■ 今後の展望
AI活用推進委員会では、2026年末までに
- 社内生成AI利用率 80%
- ユースケース 50件の創出
- 業務効率 20%向上AI関連商材 5件の創出
を目標としています。
今後は、ユースケース紹介や実績・活動レポートなどを、本ブログでも順次ご報告してまいります。
■ 最後に
当社はAIを「業務の効率化」だけでなく、“新しい価値を生むための技術”として位置づけています。部門横断で取り組むことで、より実用性の高いAI活用を進め、クライアントへのサービス品質向上と、働く環境の改善・教育の向上を実現していきます。
今後の活動にも、ぜひご期待ください。
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